2011-05-24から1日間の記事一覧

「歎異抄」:師訓篇 序

ひそかに愚案を回らして、ほぼ古今を勘ふるに、先師(親鸞)の口伝の真信に異なることを嘆き、後学相続の疑惑あることを思ふに、幸ひに有縁の知識によらずは、いかでか易行の一門に入ることを得んや。まつたく自見の覚悟をもつて、他力の宗旨を乱ることなか…