「歎異抄」:師訓篇 第十条(無義為義)

 念仏には無義をもつて義とす。不可称不可説不可思議のゆゑにと仰せ候ひき。



現代語訳・・・(本願他力の念仏にあっては、私たちが自分の頭などで、あれこれと計らわない事を根本の道理とします。なぜなら、念仏は計らいを超えており、言葉で讃え尽くす事も、説きつくす事も、また、こころであれこれと思い計る事も出来ないからです。と法然上人が仰せに成りました。)